オリーヴグリーン系の固有色名には、楡の木の「エルムグリーン」、西洋杉の「シダーグリーン」、糸杉の「サイプレスグリーン」、森の色「フォレストグリーン」など、濃い葉の茂りを表わす呼び方が多い。
赤道に近い熱帯のジャングル地帯に住む人たちの間では、植物の緑色がどのように認識されているのか、まったく資料が乏しくて見当もつかないのだが、日本語や英語が話されているような気候帯の地域では、黄緑の色相に属する色は、少なくともその色名や象徴から判断するかぎり、あらたふと青葉若葉の日の光という芭蕉の句そのままに、自然の恩恵と深く結びついていると考えてよいでしょう。